Coffee brake

ゆるりと気ままに呟きます。

本能的に嗅ぎ分ける

「やっぱ匂いって大事なのなー」

鼻が詰まった友人が言う。何を食べても味がしないらしい。甘み、しょっぱさ、渋み、苦み、酸っぱさなどはわかるけど。「食事っていうかカロリー摂取のための行為って感じ。楽しくない。」

そういえば食べ物の原材料を見ても、「香料」の文字は大抵見るよなぁと思った。人間ってこんなにも香りに左右されてしまう生き物なのか。


食べ物一つをとってもこうだけど、普段から「匂い」はかなり重要な位置を占める気がする。咲き誇る金木犀、台所の夕食準備、街を歩く中でふと考えてしまうのは香りからくる情報が多い。季節を感じて、付随する記憶が引っ張られてくることもしばしば。覚えのある柔軟剤や香水ではっと振り返ってしまう、なんてこともある。

どんなに魅力的な人がいたとして、もしその人の匂いを嫌と感じてしまうのなら一緒にいることは難しい。無意識のうちにパートナーの選定基準にも入っているんだろう。


思春期の娘あるあるの「お父さんクサイ!」もこれによるものらしい。年頃の女性は、遺伝子情報が近い人ほど嫌なニオイに感じてしまうようインプットされているのだとか。良い香りの人は遺伝子情報が遠い人。ついつい魅力的に感じてしまうそうな。そんな話を聞くと、やっぱり人間も動物なんだなぁと思う。男性にはその能力がない、というのは、「男は己の思うがままにゆきたまえよ」という神からのメッセージなのだろうか。ごめん今ごく適当なことを言った。


しかしそう考えると、人は常日頃から遺伝子情報を振りまいて歩いている、ということなのか。じゃあ人ごみなんて大変だ。遺伝子の嵐だ。渋谷のスクランブルとかすごそう。 

わたしは香水などのきつめなものはちょっと苦手で、なかなかつけることはないのだけど、もし自分の存在を相手に印象付けるためのツールとして香水を用いるっていうのはアリなのかもしれない。いわばマーキングだ。香りを振りまくっていう点ではロングヘアがいいんだろうな。ある種のセックスアピール?


ていうかそもそも、なんで女の方が全世界共通で髪を伸ばす傾向にあるんだろう。なんて思ってたら、こんなNAVERまとめを見つけました。おもしろい。http://matome.naver.jp/odai/2138996934325434201">http://matome.naver.jp/odai/2138996934325434201