Coffee brake

ゆるりと気ままに呟きます。

2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

嫌悪感とマイノリティ

「嫌いな人」という言い方はちょっと嫌だから、「苦手な人」という表現をつかう。わたしは人を嫌いになることは、まずない。自分とは合わないなと思っても、その人にはその人なりのコミュニティや生き方もあるだろうし、丸ごと否定する必要はないように思え…

ある女の子の話

クリスマスや忘年会に新年会、大学生活最後の思い出作りとかこつけて、いろんなお誘いをしてもらえるのは嬉しい。世代や性別問わず友達がいる方なので、よく「お前の交友関係がわからない」と言われる。仲の良い人をざっと思い浮かべてみると、個性が強い面…

ある男の子の話

今日は、塾講時代の話。*ある生徒がいた。彼を仮にAくんとする。女子には意地悪をして、講師の言うことはきかない。授業も自分に発言権が回らなければ妨害に走るため、ろくに授業が回らない。Aくんはそんな子だった。見るに見かねたわたしは、みんなに自習…

傍聴マニア15 ②

エレベーターが開き、階に到着。法廷と裁判官室等が並ぶ様はとても無機質で、生きている感じがしない。空気は病院のように、波風も立たない。法廷に入ると、裁判は既に始まっていた。「迷惑行為」。どうやら話を聞いていると、男は盗撮をしたらしい。え、そ…

傍聴マニア15 ①

「じゃあ12時半霞ヶ関で!」街中がクリスマスに染まる中、友人とそんな約束を交わした。目指すは東京地裁。向井理のドラマや「それボク」を見てから、裁判傍聴への興味は増していた。普通に生活をしていたら、なかなか立ち入ることのない「はず」の場所。表…

「可愛い」の汎用性

「可愛いってさ、言いやすくね?」お題は異性に対しての褒め言葉。それなりにイケイケな男友達は言うが、あまり同意が得られない。「それはちゃらい」「じゃあなんて言うの」「無難なのは女子力高いとか?」「あー……。」でもまぁ、確かに「可愛い」は言いや…

春画展へ行った話 ②

前回の続き。くずし字スキルの特需が起こり、春画展に駆り出されたわたし。客層を見ると老夫婦から若い女性グループまで。アダルトなものとはいえ芸術的価値も高いものだし、こういったものがオープンになってきたのは良いことだ。……というようなことを先ほ…

春画展へ行った話 ①

巷で話題になっている春画展。それに伴い、周囲で起こるわたし特需。色んな人から春画展に誘われ、一回行ったというのにもう一回行こうとまで言われる。それはなぜか。「くずし字が読めるから」である。おそらく以前、美術展で春画の脇に添えてあるくずし字…

しゅんモノの悲劇

しゅんが。巷では春画展が話題だ。世界的には前々から注目されていたのだけど、日本では性的なものだからなんとかって開催が見送られてきていたんだっけ。たしか今回受け入れた美術館も小さなところで、ほかに受け入れ先が見つからなかったという話を聞いた…

カーストとステータス

イケてない芸人。某バラエティでの「くくり」だ。最近の言葉でいえばスクールカーストの下位層、といったところか。今でこそ芸人さんたちは笑って話しているけれど、なかなかに残酷なものだよなぁと思う。わたしが中高生だった当時も学校で過ごしてきた中で…

コーヒーブレイク

大学での用事が終わった。なんだかすぐ帰るには惜しくて、でもこれといった行くあても特にはなくて。そういう日にいつもぷらっと入るコーヒースタンドがある。駅からちょっと歩いた閑静な住宅街の中にこじんまりとした店構え。オーナーのお兄さんひとりの小…

本能的に嗅ぎ分ける

「やっぱ匂いって大事なのなー」鼻が詰まった友人が言う。何を食べても味がしないらしい。甘み、しょっぱさ、渋み、苦み、酸っぱさなどはわかるけど。「食事っていうかカロリー摂取のための行為って感じ。楽しくない。」そういえば食べ物の原材料を見ても、…

切実な地方のテーゼ

大学の実習は、一般的に地元で行う。わたしも教職課程を履修しているので、教育実習は母校で行った。それはそれはハードだけど楽しくて、行ってよかったと本当に思えた。だから、「博物館実習もきっと楽しいよ!」と友人に言った。この友人はジャニーズが大…

消滅都市ラプソディ

皆さんの出身はどこだろうか。地方民は都会に憧れ、都会民は地方に憧れる。田舎育ちのわたしは、よく東京育ちの友人に「帰る田舎があったり方言があったり羨ましい」と言われる。なるほど、確かに帰省は楽しいし方言も好き、地元は好きだ。けれども。田舎だ…

大学デビューをしくじった話

「インカレ」とは何かもよくわからないまま、田舎娘のわたしはテニスサークルに入った。押し寄せる新歓イベントの嵐、その中でもとりわけ大きいものは【新歓合宿】であろう。聞けば合宿では山中湖の辺りに行くとのこと。上京して早々、みんなでお泊りだ。修…

どうしてわたしがインカレに

「どうもこんばんは」と寿司屋に入り、「ドリンクはいつものでしょ?」と冷酒を出され、「あとおいしそうなの5カンくらいください」と小慣れた感じでカウンターに座る。いくらその店が以前バイトをしていたところだとはいえ、こんな女子大生になっていよう…

恋とアイドルとゆとり ②

つまり何が言いたいかというと、初恋の人然りアイドル然り、それらは自分の中の綺麗で絶対的な存在であり続ける、という部分では同じ位置づけにいるのではないか、ということだ。そこに浸っている限りは幸せでいられる。センチメンタルなジャーニーをする限…

恋とアイドルとゆとり ①

「いやー、僕にはわからないね!」将来同業者となる予定の方々との飲み会で、おじさんは言った。彼が話題にしたのは【現代の若者の恋愛離れ】。アイドルがいい二次元がいい、生身の人間はいらない、というような意見をワイドショーか新聞のコラムか何かで目…

相席屋デビューの話 最終章

どんな空間なんじゃろかわくわく、と乗り込んだ相席屋。しかし絶望的に会話が盛り上がらず途方に暮れているところでまさかの2軒目の提案をされたというのがここまでの話。さぁ、ここでルールを振り返る必要がある。基本お店の代金は相手持ちだ。トークに必…

相席屋デビューの話 ②

「らっしゃいませー!!」「あ、予約の○○です~」席は思いのほか狭い。隣のテーブルともぺらっとした仕切りで区切られている感じ。ドリンクはセルフサービスらしい。なるほど、いい商売だ。無駄に余裕をかまして歩いていくわたしと、すでに変なテンションに…

相席屋デビューの話 ①

巷で話題の相席屋。先日デビューしました。本当に出会いを求めて、というよりは、単純にどんな場所か興味があったこと、あとは女子大生だったらちやほやしてもらえるんじゃないかという気持ちで。とはいえ合コンだってそこまで行ったこともないし、行ってみ…

ブログのお引っ越しにつき。

これまでとあるサイトで記事を書いていたのですが、諸事情によりこちらの方で継続することにします!しかし!友人に文明音痴と評されるほど機械に疎いわたしは、移転をなかなか要領よくこなすことができません。非常に残念です。でも、どうにか以前の記事も…