Coffee brake

ゆるりと気ままに呟きます。

相席屋デビューの話 ①

巷で話題の相席屋。先日デビューしました。


本当に出会いを求めて、というよりは、単純にどんな場所か興味があったこと、あとは女子大生だったらちやほやしてもらえるんじゃないかという気持ちで。とはいえ合コンだってそこまで行ったこともないし、行ってみたい気持ちはあれど尻込みしていたわたし。そこに声をかけてきた某友人。


ねえ。

出会いが、ないんだ。

そろそろやばい。

もやもやしすぎてわああってなりそう!!!!


訴えてくる彼女の瞳はマジだった。

何がどうなるのかはよくわからなかったが、わたしも彼女も女子大なので、まあ出会いは確かにない。その上わたしは交際経験があるけど彼女はまだない。モラトリアムも残り半年を切ったあたり、彼女の中にふつふつとくすぶる何かは今にも、という場面を迎えていたらしい。

うーん。

本気で付き合うことを考えたら相席屋はどうなんだろうか、と思ったものの、その眼差しの熱さに頷いてしまった。彼女に男性への免疫をつける練習としてはいいかもしれない。



そんなわけで連休中日、某町へ繰り出した。

ちょっと駅から離れているし、そんなに混んでないんじゃないかな、と思ったけれど、予想に反して店は激混み、二時間ほど待つという。ここで相席屋のシステムを軽くまとめてみよう。


まず、基本的に男性グループ・女性グループが店でランダムに相席させられる。20歳未満は入店禁止。女性は基本飲み食べ放題、お金は相手の男性持ちだ。ただスイーツやちょっと「強め」な食べ物は別料金。基本2時間くらいのルールなのだけど、盛り上がっているときは店側もさすがに無理に追い出せないらしい。

簡単に言えば、手軽で気軽な合コンである。

みんな興味本位でくるのか店は大繁盛。基本は待ちが発生する。ちなみに「本物の」お店は客引きやキャッチはないらしいので、悪質なところには注意、とのこと。


そんなこんなでカフェで時間をつぶしながら、わたしたちは入店を待つことにした。どんな会話をすればいいのか会議だったはずが、結局マイナーな邦ロックの話で盛り上がってしまい待ちが終わった。そう、わたしたちの趣味はサブカル寄りなのだ。この時点ですでになんとなく会話に難アリフラグが立っている。


一抹ニ抹の不安を感じつつ、わたしたちは店に足を踏み入れた。



つづく。