Coffee brake

ゆるりと気ままに呟きます。

2015-12-31から1日間の記事一覧

嫌悪感とマイノリティ

「嫌いな人」という言い方はちょっと嫌だから、「苦手な人」という表現をつかう。わたしは人を嫌いになることは、まずない。自分とは合わないなと思っても、その人にはその人なりのコミュニティや生き方もあるだろうし、丸ごと否定する必要はないように思え…

ある女の子の話

クリスマスや忘年会に新年会、大学生活最後の思い出作りとかこつけて、いろんなお誘いをしてもらえるのは嬉しい。世代や性別問わず友達がいる方なので、よく「お前の交友関係がわからない」と言われる。仲の良い人をざっと思い浮かべてみると、個性が強い面…

ある男の子の話

今日は、塾講時代の話。*ある生徒がいた。彼を仮にAくんとする。女子には意地悪をして、講師の言うことはきかない。授業も自分に発言権が回らなければ妨害に走るため、ろくに授業が回らない。Aくんはそんな子だった。見るに見かねたわたしは、みんなに自習…

傍聴マニア15 ②

エレベーターが開き、階に到着。法廷と裁判官室等が並ぶ様はとても無機質で、生きている感じがしない。空気は病院のように、波風も立たない。法廷に入ると、裁判は既に始まっていた。「迷惑行為」。どうやら話を聞いていると、男は盗撮をしたらしい。え、そ…

傍聴マニア15 ①

「じゃあ12時半霞ヶ関で!」街中がクリスマスに染まる中、友人とそんな約束を交わした。目指すは東京地裁。向井理のドラマや「それボク」を見てから、裁判傍聴への興味は増していた。普通に生活をしていたら、なかなか立ち入ることのない「はず」の場所。表…

「可愛い」の汎用性

「可愛いってさ、言いやすくね?」お題は異性に対しての褒め言葉。それなりにイケイケな男友達は言うが、あまり同意が得られない。「それはちゃらい」「じゃあなんて言うの」「無難なのは女子力高いとか?」「あー……。」でもまぁ、確かに「可愛い」は言いや…

春画展へ行った話 ②

前回の続き。くずし字スキルの特需が起こり、春画展に駆り出されたわたし。客層を見ると老夫婦から若い女性グループまで。アダルトなものとはいえ芸術的価値も高いものだし、こういったものがオープンになってきたのは良いことだ。……というようなことを先ほ…